車をお持ちの方なら一度は耳にしたことのある「鈑金塗装」、実は具体的にどんな施工をするのかよく分からない方も多いのではないでしょうか。
今回は、「鈑金塗装」という作業やメリット、依頼できる業者や費用・期間の目安も分かりやすく解説いたします。
小山市にある清水自動車では、鈑金塗装に関するお問い合わせも承っております。ご不明点があれば小山市だけでなく、栃木市、下野市、結城市などにお住まいの方も、お気軽にご相談ください。
車における「鈑金」とは、事故などで衝撃を受けてへこんだり経年劣化で老朽化・変形してしまったボディを修理して元に戻すことです。
車の修理工場・整備工場だと鈑金と塗装を合わせて「鈑金塗装」と呼ばれることが多いです。
理由は、鈑金の工程で塗装を剝がしてしまい、鈑金の作業をした後に改めて塗装をして元通りにするためです。鈑金をする=塗装の工程も必然的にすることになるため、大きな差はないといえるでしょう。
車で「鈑金」という作業は、主に3つに分けられますので、1つずつ紹介していきます。
【①外板鈑金】
「外板鈑金」とは、名前の通り外側のパネル(金属)を元通りにする作業です。
例えば、ドアだと一枚だけでできているだけではなく、枠となるフレームを挟んで外側と内側のパネルに分かれているので、その外側のパネルを鈑金するのが「外板鈑金」です。
外側のパネルの内部にハンマーを当て、盤や溶接機などを使って元に戻します。
【②内板骨格修正】
「内板骨格修正」は「フレーム修正」や「ボディー修正」と呼ばれることもあります。
これは、事故などで比較的大きな衝撃を受けて、外側だけでなく骨格(フレーム)にまで歪みが発生してしまったときに行う作業です。
この作業の際には、「ボディー修正装置」「フレーム修正機」などと呼ばれる特殊な機械を使います。
【③パネル取替】
「パネル取替」も名前の通りパネルを取り替えることです。
パネルを取り替えることになるのは、衝撃が大きく破損が著しいか、修理だと交換よりも高額になるか、安全上修理ではなく交換が良いとされるか、いずれかの状態のときです。
車種によって作業に仕方が変わり、パーツは「ボルトオン」で取り替えたり、「溶接」が必要になるものもあります。
車の修理方法はいくつかありますが、今回紹介している鈑金塗装にはメリットやデメリットはあるのでしょうか。
メリットから順に解説いたします。
【メリット】
鈑金塗装だとフレームが変形してしまうぐらいの大きな損傷も、綺麗に修復しやすいということがメリットです。塗装を剥がさずに修復する「デントリペア」と比べると修復可能な範囲も広いので、車の大きなへこみや歪みを直したい場合にうってつけの方法になります。
【デメリット】
鈑金塗装は一度塗装を剥がす必要があるため、最後の仕上げとしてもう一度塗装をします。
そのため、業者の技術力によっては元のボディーカラーと差が出てしまい、修復した箇所が目立ってしまう可能性があることがデメリットです。また、鈑金塗装は他の施工よりも工程が多いことに伴い費用も高くなる傾向にあります。
小山市にある清水自動車は、鈑金塗装も承っており、お客様の愛車の傷も綺麗に仕上げております。
お困りのことがありましたら、小山市だけでなく、栃木市、下野市、結城市などにお住まいの方も、お気軽にお問い合わせください。
上記で説明したように、鈑金の作業は塗装を剥がしてもう一度塗装する必要があります。
塗装は大きく分けて[①全体塗装]と[②部分塗装]の2種類に分けられます。
例を挙げると、ドアのパネルのように一枚まるまる塗装することを「全体塗装」、一方バンパーなどの一部だけを塗装することを「部分塗装」と呼んでいます。
部分の方が全体を塗装するよりも範囲が狭いため、費用としても相場は低めになります。
では、鈑金塗装とは具体的にどのような傷に対して行う作業なのでしょうか。
こちらでは主なものとして2つを手順も合わせて紹介いたします。
【①ひっかき傷やこすり傷の場合】
普段から気を付けて車の運転をしていても、小石や砂が跳ね返ったり狭い山道で木の小枝に擦ってしまったり、車庫入れで縁石や障害物に接触したりなどでこすり傷ができてしまうことがあります。また、動物がボンネットに乗って爪を立てられたり、いたずらで車のボディーに傷をつけられるなどなかなか避けにくいことが原因になっていることもあります。
浅い傷であればコンパウンドを使って傷を目立たなくすることもできますが、広範囲だったり深い傷を放置してしまうと、錆が発生してしまうこともあるので要注意です。
〈ひっかき傷やこすり傷の鈑金塗装の手順〉
⒈傷の大きさや範囲を確認し、サンドペーパーを使って傷の周辺を研磨して傷を目立たなくします。
⒉研磨した箇所の汚れを取り除いて塗料を塗ります。
⒊研磨した部分を平らにして、次の手順の下地塗布の準備として油分や汚れを落とします。
⒋マスキングをしてから下地を塗布します。
⒌下地が乾燥したら研磨して平らにします。
⒍最後に仕上げとして塗装作業をすれば完了です。
【②へこみ傷の場合】
鞄や買い物袋をぶつけたり、駐車場で隣に停めている車が勢いよくドアを開けたことによってぶつかってしまったりなど、周囲にある何かとぶつかってしまった衝撃により車のボディーやバンパーにへこみ傷ができることがあります。
このようなへこみ傷は、鈑金作業で元通りにすることができます。
〈へこみ傷の場合の鈑金塗装の手順〉
⒈へこんだ部分やその周囲の損傷を確認し、補修部分の汚れを取り除きます。
⒉へこみ部分を専用ツールで引っ張り出し、でっぱり部分はハンマーなどで叩いて形づくりをします。
⒊パテを塗る箇所を研磨します。
⒋マスキングをしてパテを塗ります。
⒌パテが乾燥したら研磨して平らにします。
⒍最後に仕上げとして塗装作業をすれば完了です。
鈑金を依頼できる業者は主に3つ挙げられますので、特徴とともに解説いたします。
傷ついたボディーを綺麗に仕上げるには鈑金作業は避けて通れず、傷の放置は愛車の資産価値も下がる可能性があります。
また、この作業や塗装は高い技術力が必要になること、万が一失敗した場合にさらに費用がかかることもあることを踏まえ、DIYではなく下記のような業者に早めに依頼することをおすすめいたします。
【①ディーラー】
自社メーカーに精通しており、純正品を使用して修理をしてくれることが特徴です。
しかし、中古部品などでの対応ができないため、費用は高額になる可能性が高いです。
また、ディーラーが契約している自動車修理工場に施工を外注することに伴い中間マージン(紹介手数料・仲介料)が追加で発生してさらに費用が上がる可能性もあります。
【②当社(小山市にある清水自動車)のような整備工場】
整備工場は鈑金塗装のプロのため、レベルの高い作業も綺麗に仕上げてくれます。
ディーラーとは違って様々なメーカー・車種・パーツを取り扱っているため、希望の予算にあわせて修理してもらえるなどのメリットもあります。
小山市にある清水自動車は、高い技術力のあるスタッフが皆様の愛車の傷も、一台一台綺麗に仕上げます。
お困りごとがあれば小山市の清水自動車にお気軽にお問い合わせください。
【③カー用品店・ガソリンスタンド】
店舗が多く営業時間も長いこと、店舗でカー用品や給油などの別の用事を済ませている間に気軽に聞けることが特徴です。
ただし、修理専門ではないため、技術力に差が出てしまうことがあります。また、店舗によっては難易度の高い修理には対応しておらず、別の工場に外注を依頼する関係で修理費用が高額になる場合あります。
鈑金塗装に関しては、パーツや傷の深さによって費用も期間も異なります。また、車両保険も基本的には適用になりますが一部例外もありますので、順に紹介いたします。
【①鈑金塗装の費用の目安】
鈑金塗装に必要な費用は、パーツによって大きく異なります。下記に費用の目安を一覧にしてまとめていますので、参考にしてみてください。
バンパー :20,000~40,000円程度
ドア :40,000~50,000円程度
バックドア:50,000~80,000円程度
ボンネット:30,000~50,000円程度
フェンダー:20,000~60,000円程度
鈑金塗装はパーツだけでなく傷の範囲や深さによって変わりますので、上記はあくまで目安になります。
場合によっては修理ではなく交換をした方が費用を抑えられることもありますので、業者とよくご相談いただくことをおすすめいたします。
また、費用の相場は先述した通り業者の種類によって異なります。
当社(小山市にある清水自動車)のような整備工場は、ディーラーと比べると費用は安く抑えられる可能性が高いです。
お困りごとがあれば、一度小山市の清水自動車にお問い合わせください。
【②鈑金塗装の期間の目安】
鈑金塗装にかかる期間の目安も費用と同じでパーツや傷の深さによって異なりますので、あくまで目安ですが一覧にしていますので参考にしていただければと思います。
バンパー :2日~4日程度
ドア :5日~1週間程度
バックドア:2日~4日程度
ボンネット:1日~3日程度
フェンダー:3日~5日程度
ただし、タイミングによっては店舗の混雑や部品の取り寄せが必要になるため、上記の期間より大幅に長引く可能性もあるため、注意が必要です。
【③車両保険の適用に関して】
鈑金塗装は、車両保険を適用してカバーすることができます。
ただし、「エコノミー型」と呼ばれるプランに加入していると補償対象外になるケースが主に4つありますので紹介いたします。
・当て逃げによる損傷
・自損事故による損傷
・自然災害による損傷
・相手が確認できない事故による損傷
ただし、車両保険を利用すると等級ダウンにより翌年度から保険料が高くなったり、保険料の増額分よりも自己負担で鈑金塗装を依頼した方が費用が安く抑えられるなど、車両保険を利用するにあたり注意すべき点もあります。
このような点も考慮しながら、車両保険を適用して修理を依頼するか検討するといいでしょう。
小山市にある清水自動車は、創業30年以上で累計4.5万台の豊富な実績を誇る整備工場です。
プロのスタッフがお客様愛車を一台一台丁寧に修理に対応いたします。
愛車の鈑金塗装でのお困りごとやご相談は、小山市にある清水自動車にお任せください。
小山市の他にも、栃木市、下野市、結城市、野木町の方もお気軽に当社(小山市の清水自動車)にご相談ください。
小山市にある清水自動車は、創業30年以上で累計4.5万台の豊富な実績を誇る整備工場。
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